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プラソン、幽霊にラーメン屋営業停止について問う

「ひひひひ……」と、気味の悪い笑い声が漏れた。プラソンは慌てて声のする方を向いた。
向かって左側にいる祠の奥、幽霊の像から発せられたような気がした。物質界の象徴である
はずの天狗に、ラーメン屋営業停止の理由を聞いたのに、精神界の象徴である幽霊がそれに
応えようとしている。この幽霊はラーメンが好きなのか、それとも、もしや……。
 「うらめしや、らーめん。ららら、らーめん、ううう、うらめしやぁ~~」
 背中にゾクゾクと悪寒が走る。地の底から湧き出てくるような声。明らかにこの幽霊はラ
ーメンに何かしらの恨みを抱いている。もしや、あのラーメン屋もこの幽霊の呪いを受けて
営業停止の憂き目に遭ったのではなかろうか。
 一瞬パニックに陥りかけたプラソンだが、ここは気を持ち直し、暗い祠の奥の、悲しげな
表情をした幽霊を見つめ、問い直した。「きみはラーメンに恨みがあるのか?」
 プラソンの声がそこに留まる。不思議な静寂が哲学堂公園内を包み込む。

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